足ペダルの役割、知っていますか?
みなさん、こんばんは🌜
本日、うちの娘たちは終業式でした。
夏休みが…始まります🍉
全国のお母さん、がんばって乗りきりましょうね!(嘆)
本日のブログは、まだ足ペダルを使用したことのないピアノ学習者の皆さん、必見ですよ~
グランドピアノやアップライトピアノには、3本のペダルが付属しています。
製造年の古いピアノですと2本しか付いていないものもありますが、今ではこのような3本ペダルが主流となっていますね。
まず一番右のペダルは「ダンパーペダル」といいます。
これを踏むと、ピアノの弦からダンパーという部品が離れて、弦の響きを解放します。
鍵盤から指を離しても、ダンパーペダルを踏んでいればしばらくの間は弾いた音が鳴ったまま残るというわけです!
ダンパーペダルは、離れている音と音を美しく繋げたいときや、重厚な響きを出したいときなどに使用され、
3本の中で使用頻度がいちばん高いペダルです👑
次に真ん中のペダルですが、グランドピアノの場合は「ソステヌートペダル」、アップライトピアノの場合は「弱音ペダル」と呼ばれており、
名前が違うだけではなく、その役割も全く違います。
ソステヌートペダルは非常に出番の少なく、
クラシックピアノの上級者でもこのペダルを日常的に使用することはありません💦
文章ではちょっと説明しづらいのですが、
「ある特定の音」だけ響きを残したまま演奏したいときに用いられます。
ダンパーペダルと同時進行で使用することが多いので、少々難しく、コツが要ります。
一方、アップライトでは真ん中のペダルは弱音の役割を担います。
踏むと、ピアノの弦とハンマーの間にフェルトが挟まることで音量を抑える仕組みになっています。
ちょっと物騒な話題になってしまいますが、
1974年8月に起きた「ピアノ殺人事件」という恐ろしい事件をご存知でしょうか。
その事件以来、ピアノによる騒音問題は社会的問題として取り上げられるようになり、
比較的グランドピアノよりも一般家庭で使用されることの多いアップライトピアノは、弱音ペダルが付属した状態で製造されるようになったのです…😱
さて、最後は一番左のペダルですが、「ソフトペダル」と呼ばれています。
これは、ピアニシモなど極めて小さな音で演奏するときや、
軽く乾いた音色などに表情を変化させたいとき使用します!
その役割は共通していますが、仕組みが異なります。
グランドピアノの場合、ソフトペダルを踏んだ瞬間に88の鍵盤が一気にゴソッと右にずれます🤪
(目で見てわかるレベルで動きますよ~)
ピアノは1つの音につき、2~3本の弦が張ってあります。
鍵盤を押すとハンマーが弦を叩いて音が鳴るというのがピアノの発音の仕組みですが、
鍵盤が少しズレることで、2本の弦がある音は1本、3本ある音は2本のみ、ハンマーが叩くという変化が起きるので
音量が押さえられ、音の響きも薄くなるのですよ💡
一方アップライトは鍵盤がズレるのではなく、ハンマーが弦に近づいて叩くことで
同様の効果を生んでいます。
いかがでしたか?
グランドピアノとアップライトピアノの構造上のちがいに興味を持たれた方もいらっしゃるのではないでしょうか😌
ピアノの足ペダルに関しては、色々と学習していくうちにいつの間にかダンパーペダルを使用するタイミングが訪れて、
それぞれの役割をよく知らないまま…
なんてこともあるかと思います。
ですが、ペダルの使い方が上手いか下手かで、曲の印象はガラッと変わってしまうことがあるほど
実は大切な役割を果たしているんですよ✨
機会があれば、上手な踏み方のコツなどもブログで書きたいと思います。
では、また次回もお楽しみに~🎶