大好きな曲
皆様、こんばんは🌜
気づけばこのブログは月1回ペースの更新になりつつありますね(笑)
のんびりですがお許しを。
さて本日は、ピアノとは全く関係ない話題なのですが
私が大好きな歌曲をご紹介したいと思います。
皆さんは「ニコロ・パガニーニ」という人物をご存知でしょうか?🎻
パガニーニは1782年イタリア生まれで、バイオリニストであり、作曲家でもありました。
彼はずば抜けた才能を持っており、圧巻の超絶技巧と名人芸的な演奏から「バイオリンの鬼才」と呼ばれ、19世紀のバイオリン奏法に大きな影響をもたらせた人物です。
そんな彼の生涯をドラマティックに描いた
「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」という映画が2013年に公開されたのですが
この映画の中に出てくる
io ti penso amore (イオ ティ ペンソ アモーレ)という歌が私はとても好きで、今まで何度も何度も繰り返し聴いてきました。
まずは皆さんにも聴いていただきたいので、宜しければこちらのリンクから聴いてみてください🎵
実は、この曲はクラシックの歌曲ではなく、映画のオリジナル曲なのです。
パガニーニのヴァイオリン協奏曲4番第2楽章を、パガニーニ役をつとめたバイオリニストのデイヴィッド・ギャレットさんがアレンジし、
映画監督がゲーテの詩を引用して歌詞をつけたのだそうです。
ギャレッドさんのセンスが光りますね。
パガニーニは女好きで、色々な女性と関係を持っていましたが
映画の中では自分が作った(という設定の)この歌を、一目惚れしたシャーロットという女性に歌ってもらい、パガニーニはシャーロットと恋に落ちます。
ですが、結果としてこの二人が結ばれることはなく、
パガニーニは失意の中で短い生涯を終えています。
この曲が良いと思われた方は、ぜひ映画もご覧になってみてくださいね👍
主演のデイヴィド・ギャレッドさんはドイツ出身のバイオリニストで、この方のバイオリンの腕前もかなりずば抜けていますよ!
彼は、クラシック音楽の素晴らしさを多くの人に知ってほしいという思いから、ジャンルの垣根を越えてロックテイストにアレンジしたクラシックを演奏している方です。
賛否両論あるスタイルかと思いますが、私個人としては、ギャレッドさんのアレンジは原曲の魅力がそのまま反映されていて、純粋に楽しく聴くことができます。
彼の技術やセンスは本当に素晴らしいのでぜひ生で聴きたいのと、イケメンすぎてぜひ直接お顔を拝見したいところなのですが、
この方なかなか来日されないんですよねぇ。。😭
日本のファンは結構多いと思うのですが、いつ来てくれるのでしょうか。
それでは、また次回をお楽しみに~!
ミスタッチについて思うこと。
皆様、こんにちは!
先日の台風15号、恐怖を感じる激しさでした。
一部の地域ではまだ停電状態が続いているようですね。
被災された方々が1日でも早く元の生活に戻れますよう、祈っております。
さて、今回のブログでは
演奏をするときの「ミスタッチ」について少しお話したいと思います😊
たくさん練習したのに、
家では間違えずに弾けたのに、
レッスンでミスが目立ったり、
発表会で失敗してしまったり。。
ピアノ学習者のほとんどの方が、ミスタッチで落ち込んでしまった経験があると思います💭🤔
ミスタッチに一喜一憂していては神経をすり減らしてしまい、音楽を楽しむどころではありませんよね。
「気にするべきミス」とは、私はこのような場合だと思います。
●明らかな練習不足から生じたもの。
●曲の流れを乱したり、止めてしまうほどミスが多い。
●曲中の重要な音を外してしまうなど、極端に目立つミス。
●エチュード(練習曲)やハノンなど、技術的トレーニングが目的の曲の中でミスが多い場合。
練習は毎日しているはずなのに、なぜか上手くならない…
という方は、苦手な箇所だけを何度も部分練習するということをしていません。
練習不足というより、練習の効率が悪いのだと思います。
充分に練習してきても、
その中でほとんどミスをしなかったのに、レッスンや発表会の本番で間違えてしまった!ということもよくあります。
ですが人間ですから、緊張やプレッシャーなどからミスしてしまったり、少し音がずれた・滑った・鳴らなかったなどの細かいミスは不可抗力なので仕方ありません。
問題は、全体的にどうであったかということ。
演奏者自身はもちろん、聴いている人がどう感じたかが一番大事ではないでしょうか?
世界的ピアニストの方々のコンサートや、テレビでの演奏を見たことがありますか?
一見わかりませんが、そういった方々でさえも、実は演奏中に小さなミスくらいはしているのです。
ですがプロの演奏家はそんなことに気づかせないほど堂々としていていませんか?
ミスひとつで顔色が変わってしまったり、手の動きが止まってしまうようなことはまずありません。
ミスを補って余りあるほどの素晴らしい表現力とパフォーマンスで、たくさんの聴衆を魅了しているんですね👏
ピアノ学習者の皆さんも、ミスタッチに一喜一憂することなく
「全体として良い演奏」を目指してください。
ただミスは少ないに越したことはありませんので、普段からよく練習をして
納得のいく演奏ができると一番良いですよね❗✨
では、また次回をお楽しみに♪
嫌われ者?!バ◯エルについて!
皆さん、こんにちは✨
更新さぼり気味で申し訳ございません💦
最近は朝晩がとても涼しく、今日も家の中より外のほうが涼しいのでびっくりしました。
恐らくまだ残暑はあるのでしょうが、もう秋に向かっているような気配ですね🍁
私は秋冬が大好きなので、今からわくわくしております♪
さて、本日のお題は
ピアノ入門および初心者用の、とある教則本についてお話していきます。
初歩のピアノの教本で有名なものといえば、
ご存知の方も多いと思いますが
そう、「あれ」ですよね?
こどものバイエル です🕊️
最もポピュラーなものですと、上巻と下巻に分かれた音楽之友社版ではないでしょうか。
現在、ピアノの教本は色々な種類のものが存在していて
生徒さんに合ったものや、講師の指導方針に合わせて教材を選ぶことができますが、
ひと昔前はそれほど種類が多くはなく
「ピアノ初心者=バイエル」
というテンプレートでもあるのかと思わせるくらいに、バイエル教本はたくさんのピアノ学習者に馴染み深い存在でした。
何を隠そう、私自身も小学生の頃、このバイエルでレッスンをしておりました。
しかし、昨今ではバイエルは初心者の教本としてふさわしくない、という見方が強くなってきています。
ピアノ教育に携わる方々の間では
「バイエルを使う先生なんてやめたほうがいい!」と仰る方もおられるようで
バイエルがそこまで否定的に見られてしまうのは何が原因なのでしょうか。
私は、恐らく大きな理由は2つあるかと考えています。
まず1つは
「バイエルはつまらない」と使用者の大半が感じているということ。
はい、はっきり申し上げて、バイエルは面白い教材ではありません💧
こちらは上巻の15・16番の譜面です。
バイエル上巻では、どの曲も音域やメロディーのパターンが変わり映えせず
このようにドレミファソの音を行ったり来たり
左手はもっと単調な動きしかありません。
よく言えば、簡素で分かりやすいのですが
これではつまらない、退屈と言われてしまうのも分かる気がしますね。
2つ目の理由としては
下巻の60番台になるまで、左手がヘ音記号にならないということです。
上の写真でも、左手はト音記号ですね🎼
ピアノにおける左手のポジションは、通常は真ん中のドよりも低い音域がメインであることがほとんどなので、
ト音記号での楽譜の読み方
へ音記号での楽譜の読み方
両方を同時にトレーニングしなければ、左手だけが遅れをとってしまいますね。
また、上巻からコツコツ学習してきて、ある日突然
「はいここからはへ音記号だから、がんばって譜よみしてきてね♪」と先生に言われようものなら
そこからの練習はかなり大変なものになってしまいそうです💦
以上の理由から、私もバイエル教本から始めるレッスンはしていません。
ただし、バイエルは使い方次第でステップアップのために充分活かせる教材だと思っています💮
たとえば、初見演奏に強くなりたいという生徒さんは、限られた音域の中でメロディーの動きが緩やかで分かりやすいという点で、
バイエルを練習教材として使用しても良いのではないでしょうか。
下巻では拍子の種類や調号も多くなっていますので、徐々にステップアップできますね✨
また、他の入門教本(バーナムやメトードローズなど)を使って少し基礎を学習したあと、バイエルの下巻のみ使用するという使い方もアリだと思います!
上巻は恐らく不必要だと判断する講師がほとんどだと思いますが
下巻に関してはテクニック学習の合間に楽曲を挟んだり、
リズムや音階についての解説も分かりやすいので、
初歩の段階が好調に進んでいる生徒さんであれば、さくさくこなせるのではないでしょうか😌
余談ですが、最後に
私がこのバイエルを使用してピアノを習っていた頃(小学生時代)のお話をしたいと思います(笑)
私は当時、某大手音楽教室の個人レッスンに通っていましたが
レッスンの先生が優しくて優しくて…💦
虫も殺せないような女性の代表格とでも言いますか、
とにかく穏やかでいつもニコニコしていて、可愛らしい先生でいらっしゃいました。
私は全くやる気のない生徒だったので、ふだんは家でもほとんど練習せず、レッスンの30分前になってようやく焦って弾き出す…という始末。
なので宿題もなかなか合格しませんし、下手すぎて人には聴かせられないレベルでしたが、
先生に厳しく怒られたことはありませんでした😢✨
(まるで女神様のような包容力ですね)
しかし、たった一度だけ、その先生が私に対して険しい表情を向けたことがありました。
それは習い始めて数年たった頃、他に何の取り柄もないからという理由で「音楽中学に行きたい」と言い出した時でした。
その先生も有名な私立音大のご出身で、きっとご入学されるまで、そしてその後の学生生活も、
相当の努力と研鑽を積んで来られたと思いますが
小学生の私は現実の厳しさというものを微塵も知らなかったので
あまりの能天気な発言に、そのときばかりは先生も心穏やかでいられなかったのかもしれませんね。
もしかすると音楽の学校というものは、世間一般には華やかで優雅な世界だという認識があるかもしれませんが、
同時に大変厳しく、はっきりと優劣を分けられてしまう世界でもあります。
そういうところで、私がどのように成長できたかというお話は
また機会があれば、書かせていただきたいと思います♪
本日もお読みいただき、ありがとうございました!
ではまた次回👋